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執筆者の写真望月 大仙

地震災害除け護摩供養

令和四年十一月二十日


 


 四年に一度、11月に地震災害除けの護摩法要を勤修しており、本年も無事に修することができました。


 前回の護摩供からの四年間を振り返って見れば、令和が始まって以来様々な天災人災疫病に私たちは苦しめられてきました。今まで予想もできなかったような災禍に見舞われながらも、無事に過ごせたことには仏菩薩の加護を感じずにはいられません。


 

 今回の護摩は赤口の日に執り行われたこともあり、正午より勤修されました。多くの参拝の方が訪れ、護摩の炎と本尊への祈りを共にいたしました。昨今では、午前と午後に分けて焚き上げることが恒例となっておりましたので、一度にすべての護摩木を焚き上げるにはかなりの労力を要しました。



 しかし、護摩の炎は高く、高く。皆様の祈りの力を表すかのように、大きく煌々とした炎を上げておりました。その火力は凄まじく、行者が近づけば顔は真っ赤になるほど。その炎で、守護札を開眼します。


 

 護摩祈願中に、炎の中に仏の姿を見ることができるように、護摩の炎は単なる炎ではありません。その炉と本尊と行者は一体となり、衆生の祈りをその身に受ける。その現れが炎なのです。



 また、これからの四年間を無事息災に過ごすことが出来ますよう、また四年後の護摩にて本尊様とお会いできますよう、改めて心よりお祈りくださいませ。


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